ホクショー商事 社長ブログ

ホクショー商事 社長ブログです。

2019年の時流

 

 新たな年がスタートして、やがて1ヶ月が経とうとしておりますが・・・、中国の暦

の理論である算命学によれば、歴史は60年周期で繰り返す、と言われているそうで

す。

その繰り返しのサイクルは・・・

 

  1. 権力の時代 → ②激動の時代 → ③教育の時代 → ④経済の時代 

    → ⑤大衆の時代

 

 

となります。まず初めに、個性的かつ野心的な人物が独裁権力を握ります。これが「権

力の時代」です。 その独裁者の気力・体力の衰えと共に社会は混乱を増し、「激動の時

代」になります。 そして激動の時代の反省・反動によって「教育の時代」となり、その

後は経済が活性化して「経済の時代」になります。社会的に余裕が出てくると今度は

「大衆の時代」となりますが、大衆の時代が行き過ぎて衆愚政治となり、再び「権力の

時代」に戻るという60年周期のサイクルが繰り返されるのだそうです。  

 

 

  実際、2001年世界同時テロから2008年にはリーマンショックがあり、

2011年東日本大震災あたりまで、正に「激動の時代」でしたが、2013年のアベ

ノミクスの本格スタート辺りから「教育の時代」に入っている事になります。

 

ちなみに、一周り前の「激動の時代」は、1941年辺りからとなり、太平洋戦争とい

う事になります。

 

「教育の時代」となった結果、どの様な社会現象が起きているのか?と言えば・・・、

それは、かつてのカリスマの失脚です。

 

 

わかり易い例がカルロス・ゴーン氏でしょう。確かに、倒産の危機に瀕していた日産自

動車を救えたのは彼をおいて他になかったでしょうし、日産自動車が立ち直り、雇用が

維持されたことなどの経済効果を考えれば、あの程度の公私混同は許されるのでは?と

いう理屈が許されないのが「教育の時代」の特徴だと考えられます。

 

「教育の時代」とは、『正しい事』が最優先される時代だと考えると、商売上「儲かる

か儲からないか」という問題以上に、当社の在り方として『正しいか正しくないか」を

問われる時代なのだと愚考いたします。

 

 それでは、当社の商売で『正しい事』って何だろうか?と考えるに、やはり本業に徹

することだと思います。これは、当社の企業理念の第一項『企業使命に徹する』にも通

じるものでもあり、お客様にとって何が必要か?何が一番の重要事項か?を考え、行動

し、提案する事だと愚考する次第です。

 

そんな一年にしなくてはならないと、強く感じた次第なもので、取り留めもなく書いて

みました。年始にはちょっと遅いタイミングになってしまいましたが、私自身、年始の

挨拶回りの中で、そんな事を考えさせられた1月でありました。

 

 

改めて、今年も『正しい』ホクショー商事(株)をよろしくお願いいたします。

 

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                                                              ホクショー商事(株)村 田 麿 基