ホクショー商事 社長ブログ

ホクショー商事 社長ブログです。

『我が社の不景気対策』②

 

    さて、前回の続きです。

景気後退には、不況→経済危機→大恐慌と三段階があるそうです。

 

 

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経済危機というのは深刻な不況のことです。例えば日本のバブル崩壊は世界5大経済危

機の1つだそうです。

アジア通貨危機などもこれに当たると思われます。

 

大恐慌というのは過去一回のみ、1929年のニューヨーク大恐慌がこれにあたり、

これはもう、歴史の教科書に載っている事柄ですね。

 

    今回がどういうレベルの景気後退になるかはわかりませんが、実務を担っている我々

にとって、何らかの不景気対策が必要であることは間違いありません。

 

    当社の不景気対策は・・・、年始の挨拶でもご紹介した『出来る事メニュー』を拡充

する事だと愚考しております。 

 

   1. 小ロット部品加工 

 2. 図面なしの「同一部品」製作サービス 

 3. 工事付きの工場設備 

 4. 機械・設備のメンテナンス 

 5. 専用機・特注備品の受注 

 

社長さんや工場長さん・担当の皆さんに、このような苦労の多い仕事から解放して差し

上げ、もっと本業に力を注げる環境を作って差し上げる事が、廻り回って、自社の不景

気対策に結びつくと信じて止みません。

 

私はじめ当社営業マンは全て、そのような気持ちで、今後の事に当たろうと思っていま

す。

 

ぜひ、ホクショー商事(株)の営業マンがお邪魔した際には、気楽に、上記の5ッの課題を

投げ掛けて下さいね。

 

    今回は、ちょっとネガティブな話題になってしまいましたが、いつも明るく朗らか

に…また営業にお邪魔させていただきます。

よろしくお願いします。

 

 

ホクショー商事(株)

村田麿基

『我が社の不景気対策』①

 

 

 今日のブログは、ちょっとネガティブな話題からスタートです。

 

2008年秋から始まり、我々を苦しめた経済危機、リーマン・ショックの引き金はサブ・

プライムローンの破裂でした。

そして2016年の今、問題が表面化しつつあるものに、ハイ・イールド債と呼ばれる投資

債権があります。

 

ハイ・イールド(=高利回り)債とは、会社としての信用・格付けは低いけれども、将

来成長が見込まれる会社に対しての投資債権のことです。

ちなみにどの様な会社が投資対象かというと、アメリカのシェールガス開発会社、BR

ICSの資源・エネルギー会社がその代表格だそうです。

 

これら新興エネルギー企業の経営は、原油価格が1バレル100ドルを前提にしていると

言われているのですが、現在の原油価格は、前提条件のわずか40%に当たる1バレル40

ドルです。

これでは、投資の利潤どころか元本さえ・・・と言った状態です。

 

    本来は原油価格が下がって悪いことは何もないはずなのですが、こうしたマネーゲー

ムのおかげで、今や経済危機が懸念されている事になります。

 

このハイ・イールド債の危機レベルですが、発行残高は日本円換算で約100兆円と言わ

れています。

リーマン・ショックの引き金となったサブ・プライムローンの残高が100兆円で、ほぼ

同じ規模でしたし、日本のバブル崩壊の際の不良債権の総額も100兆円でした事を考え

ると、そら恐ろしくなる金額です。

 

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景気後退には、不況→経済危機→大恐慌と三段階あるそうですが・・・、

 

話が長くなってしまったので、第二弾にて続きをお話しさせていただきます。

 

 

ホクショー商事(株) 

村田麿基

一事が万事

 

先日、ちょっと気になるコラムを読みましたので、ご紹介したいと思います。

ある経営コンサルトさんのコラムだったのですが・・・

 

 

 私の顧問先の経営幹部が、朝から某大手メーカーに訪問した時、ちょうど、朝のラジ

オ体操の時間だったらしく、工場の中にはラジオ体操の音楽が流れていたそうです。そ

の工場は大きな工場で、ラインごとに集まってラジオ体操をしていました。

 

ところが、ラインの中にはラジオ体操をせずに、作業指示をしているラインもあったそ

うです。

その様子を見て、その経営幹部は「こんな大手でもラジオ体操はみんなバラバラなんだ

な」と思ったそうです。

 

ところがその大手メーカーは、その後度重なる火災事故を起こし、多額の損失を計上し

ました。

 

私の目から見ても、朝の朝礼やラジオ体操に真剣に取組んでいない会社で業績の良い会

社を見たことがありません。

ラジオ体操と火災事故の間に直接の相関関係は無いでしょうが、しかし「一事が万事」

という言葉もあります。

 

実際、製造業には「ハインリッヒの法則」と呼ばれる経験則があります。

これは、“1つの重大事故の背景には29の軽微な事故があり、さらにその背景には

300の異常が存在する”というものです。

 

私は、ラジオ体操に真剣に取組めていない、というのも“300の異常”の1つだと思い

ます。「凡事徹底」という言葉もありますが、小さなことをきちんと守ることは大切な

ことだと改めて感じました。

 

 

 この様な内容でした。

朝礼とラジオ体操に拘るつもりは毛頭ありませんが、確かに、小さな事だと手を抜いた

り、軽視してしまったり・・・と、よくあることで、他人ごとでは有りません。

当社では・・・と考えさせられた瞬間でもありました。

 

小さな事をきちんと守る・・・簡単なようでいて、簡単ではありません。でも、私も当

社も、これを徹底して行っていきたいと思っています。

 

さて、当社でも毎朝朝礼とラジオ体操(当社の場合、室内でも出来るように、ラジオ体

操を改造したホクショー体操と言うものを行っています)をしています。

小さな事をきちんと守る!

今日からは、その第一歩として、朝礼とラジオ体操(ホクショー体操)、気を抜かず・

手を抜かず・・・やって行こうと思います。

 

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ホクショー商事(株)

村田麿基

 

『因果応報の法則』②

 

さて、その稲盛和夫さん・・・、

人生は「運命」と「因果応報の法則」が織りなすものですので、良い時もあれば悪い時

もある。

お釈迦様はそのことを「諸行無常」と説かれました。

「無常なるがゆえに苦なり」つまり、人生は常ならざるがゆえに苦の連鎖だと話されて

います。

 

    例えば、人が羨むほどの幸運・成功に恵まれた時、それは自分の実力であり、もっと

成功して当然だ、それに見合う報酬も地位も名声も得たい、と自分の欲望をさらに肥大

化させていく人が居たとします。

そのような人は、成功に酔うと同時に謙虚さを忘れ、傲慢になっていきます。

成功をもたらした原因は、その人の謙虚さと地味な努力であったにも関わらず、

それを失う事によって衰退し、没落への道を転げ落ちてゆくのです。

 

一方、思わぬ成功に対して心から感謝する人。

その成功を独り占めせず、広く人々と分かち合い、また社会と分かち合う・・・

このような人達は、成功を得た後も謙虚な心と地味な努力を忘れず、さらに努力を続け

ていく事により、さらなる幸運と成功を手中に収め、それを長く保持していくことが出

来ます。

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これは、人生を生きていく上で大変大切な事であり、

心せねばならないことだと思います・・・と話されています。

 

    まだまだ、人が羨むほどの幸運・成功を掴めていない私ですが・・・、

「因果応報の法則」を上手く味方にするためには、謙虚な心と地味な努力に加えて、

「常に明るく前向きに」・・・昨年9月にブログのテーマとして書かせて頂きました

が・・・と言う思いと、

「利他の精神」を持つ事が大切だと、改めて考えさせられたお話でした。

 

 

ホクショー商事(株)

村田麿基

『因果応報の法則』①

 先日、少々身の引き締まる話を聞きましたので、ご紹介したいと思います。

 

『因果応報』の話なのですが、皆さんご存知でしょうか?

辞書によりますと・・・

人は良い行いをすれば良い報いがあり、悪い行いをすれば悪い報いがあるということ。

もと仏教語。

行為の善悪に応じて、その報いがあること。「因」は因縁の意で、原因のこと。

「果」は果報の意で、原因によって生じた結果や報いのこと・・・とあります。

 

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    東洋の政治哲学・人物学の権威として知られる故・安岡正篤さんは、我々の人生を形

成する要素として、二つのものがあると言っています。

 

一つは、その人自身が持って生まれた「運命」です。

もう一つは、「因果応報の法則」です。

 

ここで大切なのは、「因果応報の法則」は「運命」より強いと言う事です。

つまり、我々は、この「因果応報の法則」を使う事で、もって生まれた「運命」を良き

ものに変えていく事が出来ると言う事です。

 

平たく言いますと、日ごろの良い行いの繰り返しが、持って生まれた不幸な「運命」を

も覆してしまう・・・と言う事になります。

 

 このことについて、京セラ、KDDIの創業者であり、最近ではJALを再建させた稲盛和

夫さんも、心に残るお話をされています。

 

 

稲盛和夫さんのお話は、文章が長くなってきたので、次回に廻したいと思います。

楽しみにお待ちくださいね。

 

 

ホクショー商事(株)

村田麿基

『円安なのに国内回帰が進まない訳』②

 

  アメリカでは、タイやインドネシアに出していた仕事が、どんどんアメリカ南部やメ

キシコに戻ってきている、と言います。

特にメキシコは、自動車業界を中心に空前の製造業ブームに沸いているとの事。

 

  アメリカ南部は、移民の多い地域柄か、安い労働力を確保するのが容易であり、メキ

シコではさらに安い労働力を確保することが出来ます。

と言う事で、かつてはタイ・インドネシアブームでしたが、これからはアメリカ(特に南

部)・メキシコブームになりそうです。

日本よりは、すっきりとして納得できる状況になっているようですね。

 

  しかし、こうしたブームはブームというだけあって…、当然の話ですが必ず落ち込む

時がやってきます。現在の新興国不況を見ていると、まさに山高ければ谷深し…ではな

いでしょうか。

 

  そう考えると、我々の様な中小企業は、社運を掛けて海外進出をするよりは、国内市

場で活躍の場を探すのが最善のように感じます。

 

その国内市場での活躍の場を探す手段の一つとして、このインターネット販売を捉えて

いくと、新たな姿が見えてきます。具体的に言いますと、インターネット販売の通例

は、当然ながら注文も会計もインターネットでのやり取りだけ、顔が見えないやり取り

です。それに、顔が見れるやり取りを混ぜていくと、当社独特のやり取りが出来るので

はないか…と愚考する次第です。

 

  昨年より、インターネット販売をご利用いただいた数件のお客様に顔出しをさせて頂

いておりますが、今年は、もっと多くのお客様の所へ顔出しをさせて頂きたいと思って

います。それが、我々の活躍の場も拡大につながっていくような気がしています。

 

  さて、これから景況は下がっていくのかもしれませんが、ホクショー商事(株)は、そん

なことにも負けず、我々の活躍の場を広げていきたいと思っています。

御会社にお寄りさせていただいた際には、ぜひともよろしくお願いします。

 

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 ホクショー商事株式会社

村田麿基

『円安なのに国内回帰が進まない訳』①

 2~3年くらい前、アベノミクス効果で円安が進んだ頃、その当時は国内回帰と言わ

れ、実際に海外工場(主に中国ですが…)の縮小が行われ、国内工場を拡充したり、加工

などの仕事も国内の鉄工所さんに戻ってきた時期がありました。

 

しかし、その山を越えると、円安は続いているにも関わらず、国内回帰や海外工場の国

内移管の話は聞かれなくなりました。

 

これには、こんな理由があるそうです…

 

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国内には下請法という法律があり、不当に購入価格を叩くと、下手をすると訴えられる

リスクがあります。

コンプライアンスが厳しく言われる昨今、特に大手企業のサラリーマンにとって、訴訟

を起こされるのは致命的な話です。

 

ところが中国を始めとする新興国には、こうした法律がありません。

ですから中国の元が値上がりして本来はコストアップになっているのですが、ローカル

の下請け企業を叩いて、無理やり従来のコストで仕事をさせているそうです。

 

一部、腹立たしい事実はありますが、概ねこのような理由の様です。

 

しかし、アメリカの場合は少し様子が異なる様です。

  

アメリカの話は、文章が長くなってきましたので、次回に廻したいと思います。

続きを楽しみにしていてくださいね。

 

 

 

ホクショー商事株式会社

村田 麿基