ホクショー商事 社長ブログ

ホクショー商事 社長ブログです。

「幸せと成功・・・アウトプットでしか評価されない」

 

 先月のブログでも、新入社員を見て思う事を書かせて頂きましたが、いよいよ4月と

なり、街中に新入社員があふれているこの時期、改めて、新入社員(若手社会人)へ問い

かける言葉を書きたいと思っています。

 

 それは、「幸せと成功の違いは分かりますか?」と言う事です。

これは各人の感覚の問題なので、これでないといけないという定義は無いと思います

が、私は「幸せ」というのは自分で決めること、「成功」というのは他の人が決めるこ

とだと思っています。

 

ですから、どんな状況に置かれていても、自分で幸せと思っていれば幸せですし、どん

なに恵まれた環境にいても、自分で幸せでないと思えば幸せでは無いのです。

一方、「成功」とは人が決めること、人の評価だと私は考えています。

これも、自分で成功しているなどと思っていても、他人や世間から見ればたいしたこと

が無い、あるいは評価が低いというのは、成功しているとは言えないと…私は思ってい

ます。

 

f:id:hokusho:20180409115811j:plain

 

 もちろん、一番良いのは、幸せであり成功していることです。

人は成功する、あるいは少なくとも成功を目指さなければならないと思っています。

なぜなら、成功とは人の評価ですから、人にそれだけ評価されているという事であり、

それだけ他人や社会に喜ばれ、貢献しているという事だからです。

 

 

幸せである事も大切な事ですが、それはひょっとしたら自己満足であるかもしれませ

ん。

厳しいようですが、世間や周りの人は他人の自己満足などに何の関心もないのです。

一番良いのは、世間から喜ばれ、評価されて、それを自分の幸せとすることです。

そうすれば、成功と幸せの両方を得られるという事になるわけです。

 

f:id:hokusho:20180409115843j:plain

 

 それでは、成功するためには何が必要でしょうか?

お客さまや周りの人、世間から喜ばれ、評価されるのですから、それにふさわしいアウ

トプットが必要です。

仕事の成果物でも、発言でも、行動でも何でも構わないのですが、アウトプットが必要

なのです。

 

私たち商社の営業の仕事で言えば、お客様に良い提案をする、会議で若手ならではの視

点で発言する、社内の人に有意義なアドバイスをする等々です。

それを積極的にやらない限り、周りの人やお客様、社会からの評価は得られません。

営業マンだからと言って、営業成績だけでは無いと思います。

 

 もちろん、質が問われることは言うまでもありません。

そのためには、普段からのインプットや努力が欠かせないのは言うまでもありません

が、インプットは良いアウトプットを生み出すための大前提や必要条件であって、十分

条件はアウトプット、それも良質のアウトプット以外にはありません。

 

インプットももちろん大切ですが、それだけではダメなのです。

もっと言えば、アウトプットして、はじめて人から評価され、そして自分の何が足りな

いかが分かり、さらに、それを伸ばすことが出来るのです。

逆に言えば、アウトプットの質と量が十分でなければ、評価もされず、人にも喜んでも

らえず、ついては、自身の成長にも繋がらないということです。

 

 厳しいようですが、プロの仕事に「努力賞」はありません。努力して当然で、誰も結

果でしか評価しないからです。

「頑張っている自分にご褒美」などと言っていられるのは、アマチュアか駆け出しの人

の言うセリフです。

高いレベルのアウトプット、つまり、周りの人やお客さま、社会から高い評価を受けて

から「ご褒美」を考えるのがプロですし、その「評価」こそがご褒美だと私は考えてい

ます。

 

 厳しいことを書き連ねてきましたが、これから世に出る若い人には、小さな自分の幸

せに自己満足すること無く、良質のアウトプットを多く出すという事が本当の意味での

「お客さま第一主義」であり、社会貢献であり、自分の幸せと成功を掴む最良の手段だ

と考えて頂きたいと思っています。

説教臭い内容になってしまいましたが、新入社員(若手社会人)への贈る言葉としたいと

思います。

f:id:hokusho:20180409125510j:plain

 

 

 

ホクショー商事(株)

村 田 麿 基