『因果応報の法則』②
さて、その稲盛和夫さん・・・、
人生は「運命」と「因果応報の法則」が織りなすものですので、良い時もあれば悪い時
もある。
お釈迦様はそのことを「諸行無常」と説かれました。
「無常なるがゆえに苦なり」つまり、人生は常ならざるがゆえに苦の連鎖だと話されて
います。
例えば、人が羨むほどの幸運・成功に恵まれた時、それは自分の実力であり、もっと
成功して当然だ、それに見合う報酬も地位も名声も得たい、と自分の欲望をさらに肥大
化させていく人が居たとします。
そのような人は、成功に酔うと同時に謙虚さを忘れ、傲慢になっていきます。
成功をもたらした原因は、その人の謙虚さと地味な努力であったにも関わらず、
それを失う事によって衰退し、没落への道を転げ落ちてゆくのです。
一方、思わぬ成功に対して心から感謝する人。
その成功を独り占めせず、広く人々と分かち合い、また社会と分かち合う・・・
このような人達は、成功を得た後も謙虚な心と地味な努力を忘れず、さらに努力を続け
ていく事により、さらなる幸運と成功を手中に収め、それを長く保持していくことが出
来ます。
これは、人生を生きていく上で大変大切な事であり、
心せねばならないことだと思います・・・と話されています。
まだまだ、人が羨むほどの幸運・成功を掴めていない私ですが・・・、
「因果応報の法則」を上手く味方にするためには、謙虚な心と地味な努力に加えて、
「常に明るく前向きに」・・・昨年9月にブログのテーマとして書かせて頂きました
が・・・と言う思いと、
「利他の精神」を持つ事が大切だと、改めて考えさせられたお話でした。
ホクショー商事(株)
村田麿基