良い会社の条件
先日、興味を引かれる記事を読みました。
株式会社船井総合研究所さんにて、年に2回実施される先端町工場視察セミナーの総括
記事です。
今秋に長野県内にある優秀な2社を視察されたそうですが、両社に共通することとして
次の5つのポイントを挙げられていました。
1)ピンチをチャンスに変えた
両社とも、リーマン・ショックで致命的なダメージを受けながら、そ の後の改革で抜本的な改善を図り、高収益企業に生まれ変わりました。
2)客数が多い
言い換えれば「主導権」を取っている、ということです。
3)独自技術を持っている
現在の様なデフレ時代の抜本対策は研究開発であり、独自技術です。
4)社員が働き甲斐のある職場づくりに力を入れている
真の顧客満足(=CS)のためには、社員満足(=ES)が必須です。
5)社会貢献に取組んでいる
まさに三方良しの経営、ということができます。
さて、当社の取り組みとはどれだけ違うのでしょうか?
1)ピンチをチャンスに変えた
については、当社もリーマンショックにてピンチに陥ったことは事実ですが、再生する
事のみで必死であり、昨年度やっとリーマン前の売上げ額に戻った程度です。あえて言
えば、若手をはじめとする社員一同が力を付けてきたかな と思う程度です。
2)客数が多い
これは胸を張って言えると思います。リーマン前は1000社だったお客様数が、新営業所
の出店やネット販売の効果も含め、新規開拓を進めた結果、お客様数で3割程度増えた
と思います。
3)独自技術を持っている
これは商社と言う立場もありますが、全くダメです。
4)社員が働き甲斐のある職場づくりに力を入れている
5)社会貢献に取組んでいる
の二つについては、いつも気にはしつつ、何か機会があれば企画を実施しているのです
が、特別の習慣や決まりごとは出来ていません。
そう考えると・・・
成績としては1)△、2)〇、3)×、4)△、5)△
と言った所でしょうか。
ちょうど、100点満点の50点程度・・・まだまだです。
しかし、進むべき方向性は間違っていないことが分かりましたし、努力すべき項目も
はっきりと意識できたと思っています。
株式会社船井総合研究所さん、ありがとうございます。
ちょっとした記事ですが、会社の経営について考える事が出来た切っ掛けになりました。
これを参考にしながら、また、日々励んでいきたいと思います。
ホクショー商事(株)
代表取締役社長 村田麿基