ホクショー商事 社長ブログ

ホクショー商事 社長ブログです。

「幸せと成功・・・アウトプットでしか評価されない」

 

 先月のブログでも、新入社員を見て思う事を書かせて頂きましたが、いよいよ4月と

なり、街中に新入社員があふれているこの時期、改めて、新入社員(若手社会人)へ問い

かける言葉を書きたいと思っています。

 

 それは、「幸せと成功の違いは分かりますか?」と言う事です。

これは各人の感覚の問題なので、これでないといけないという定義は無いと思います

が、私は「幸せ」というのは自分で決めること、「成功」というのは他の人が決めるこ

とだと思っています。

 

ですから、どんな状況に置かれていても、自分で幸せと思っていれば幸せですし、どん

なに恵まれた環境にいても、自分で幸せでないと思えば幸せでは無いのです。

一方、「成功」とは人が決めること、人の評価だと私は考えています。

これも、自分で成功しているなどと思っていても、他人や世間から見ればたいしたこと

が無い、あるいは評価が低いというのは、成功しているとは言えないと…私は思ってい

ます。

 

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 もちろん、一番良いのは、幸せであり成功していることです。

人は成功する、あるいは少なくとも成功を目指さなければならないと思っています。

なぜなら、成功とは人の評価ですから、人にそれだけ評価されているという事であり、

それだけ他人や社会に喜ばれ、貢献しているという事だからです。

 

 

幸せである事も大切な事ですが、それはひょっとしたら自己満足であるかもしれませ

ん。

厳しいようですが、世間や周りの人は他人の自己満足などに何の関心もないのです。

一番良いのは、世間から喜ばれ、評価されて、それを自分の幸せとすることです。

そうすれば、成功と幸せの両方を得られるという事になるわけです。

 

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 それでは、成功するためには何が必要でしょうか?

お客さまや周りの人、世間から喜ばれ、評価されるのですから、それにふさわしいアウ

トプットが必要です。

仕事の成果物でも、発言でも、行動でも何でも構わないのですが、アウトプットが必要

なのです。

 

私たち商社の営業の仕事で言えば、お客様に良い提案をする、会議で若手ならではの視

点で発言する、社内の人に有意義なアドバイスをする等々です。

それを積極的にやらない限り、周りの人やお客様、社会からの評価は得られません。

営業マンだからと言って、営業成績だけでは無いと思います。

 

 もちろん、質が問われることは言うまでもありません。

そのためには、普段からのインプットや努力が欠かせないのは言うまでもありません

が、インプットは良いアウトプットを生み出すための大前提や必要条件であって、十分

条件はアウトプット、それも良質のアウトプット以外にはありません。

 

インプットももちろん大切ですが、それだけではダメなのです。

もっと言えば、アウトプットして、はじめて人から評価され、そして自分の何が足りな

いかが分かり、さらに、それを伸ばすことが出来るのです。

逆に言えば、アウトプットの質と量が十分でなければ、評価もされず、人にも喜んでも

らえず、ついては、自身の成長にも繋がらないということです。

 

 厳しいようですが、プロの仕事に「努力賞」はありません。努力して当然で、誰も結

果でしか評価しないからです。

「頑張っている自分にご褒美」などと言っていられるのは、アマチュアか駆け出しの人

の言うセリフです。

高いレベルのアウトプット、つまり、周りの人やお客さま、社会から高い評価を受けて

から「ご褒美」を考えるのがプロですし、その「評価」こそがご褒美だと私は考えてい

ます。

 

 厳しいことを書き連ねてきましたが、これから世に出る若い人には、小さな自分の幸

せに自己満足すること無く、良質のアウトプットを多く出すという事が本当の意味での

「お客さま第一主義」であり、社会貢献であり、自分の幸せと成功を掴む最良の手段だ

と考えて頂きたいと思っています。

説教臭い内容になってしまいましたが、新入社員(若手社会人)への贈る言葉としたいと

思います。

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ホクショー商事(株)

村 田 麿 基

『新入社員を見て思う事』

 

 

 今年の石川県は、昭和56年以来の大雪と言うことで、大変苦労をさせられてしまいま

した。

3月8日現在、根雪もなく、いよいよ春が近づいていると実感できる時期となりました。

春と言えば新入社員と言う事で(ちょっと強引でしたが…)、

新入社員(新社会人)に対して思っていることを書いていきたいと思います。  

 

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 新入社員さんの中には、第一希望の会社に就職できなかった人も少なからずいると思

います。 また、希望した会社であっても、希望した部署に配属されなかった人も多くい

るでしょう。そういう人に対しては、「とにかく一生懸命働きなさい」ということを言

いたいと思います。

 

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 私は、40人ほどの中小企業の経営者として、ときどき人を採用することがありますが

(最近は中途採用が多いのですが…)、その際に、「前の会社は自分に合わなかったの

で、適当に働いていた」という人と、「自分に合わない職場だったが、目いっぱい頑張

りました」という人とでは、どちらを採用したいかは明らかです。

 

また、同様に、「自分の好まない部署に配属されたから適当にやっています」という人

を、「かわいそうだから次は、希望する陽の当たる場所に異動させてやろう」などと考

える上司はいません。

意に沿わない部署でも一生懸命働いているからこそ、次はもっと良い部署に配属させよ

うとするのが上司の普通の考えです。  

 

 若い人だけではありませんが、自分の事しか見えていない人が少なくありません。

相手の立場に立てば簡単に分かることを、相手の立場に立てず、自分本位に考え行動し

てしまうのです。

 

重ねて申しますと、相手の評価を別にして、とにかく一生懸命働くことが大切です。

一生懸命働くのが大切な理由は、若いころに身についた習慣は一生続くからです。

そういった点では、学生時代から何かに一生懸命になっておくことも大切ですね。  

 

 もうひとつ思うことは、毎月2つの目標を立ててほしいということです。

ひとつは、「仕事上の目標」です。

 

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本を読むとか、会社のことをより深く理解するためにホームページや会社案内を勉強す

るだとか、なんでもかまいません。

自分の仕事の能力を高めるための目標です。  

 

 もうひとつは「プライベートの目標」です。仕事は自分の自己実現を果たす上でとて

も大切なものですが、仕事だけが人生ではありません。

当社では『人生陶冶(じんせいとうや)』と言っておりますが、プライベートを充実させ

ることも大切です。

そして、そのことに関して、「今月のプライベートの目標は、初めてのお給料をもらっ

たら、両親やお世話になった人に、お礼の気持ちを込めてプレゼントをお渡しする」と

いうことを目標にしてほしいと思っています。

 

私の事を言いますと、初給料を頂いた時に両親にその事を話すと、自分たちは良いか

ら、おじいちゃんおばあちゃんに送ってあげなさい、と言われ、父方母方二組の祖父母

に、当時の赴任地(埼玉県)からプレゼントをお送りして大変喜ばれたことを、今でも覚

えています。

このような小さな感動を、新入社員のみなさんにも感じて頂きたいものだと思います。

 

 

ホクショー商事(株)

村 田 麿 基

稲盛和夫の経営哲学と脳科学

 

 先日、ある人から『なぜ稲盛和夫の経営哲学は、人を動かすのか? ―脳科学でリー

ダーに必要な力を解き明かす―』と言う本を勧められました。著書は、脳科学者であり

医学博士である岩崎一郎さんという方です。

 

 

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 中々に理屈っぽく、難しい事も書いてありましたが、面白かった部分を抜粋して紹介

させていただきます。

 

 稲盛和夫さんの功績は、既にご存知の方も多いと思います。

昭和34年に28人の町工場であった京都セラミック(現京セラ)を設立し、急成長させ、現

在では世界有数の優良企業に育てられました。

又、昭和59年には第二電電を創業し、電気通信事業の自由化に尽力されました。

更に、平成22年には、破錠直前だった日本航空(JAL)をⅤ字回復に導き、再上場させ

るなど、偉業はいくつも成し遂げてこられました。

 

 稲盛経営のベースになっている考え方は、『京セラフィロソフィ』などに著されてい

ますが、「人間として何が正しいのか」と言う事です。利他の心で判断することが大切

であり、「心を高めていく事が経営を伸ばすこと」だと言っておられます。

 

 著者の岩崎一郎さんは、『京セラフィロソフィ』をにわかには信じる事が出来なかっ

たそうですが、ある時脳科学の研究事例を調査中に、とても興味深い論文を見つけたそ

うです。

そこには、チベット仏教の僧侶が世界平和や人の幸せを祈る時に、脳の活性が普通の人

の何百倍にもなると書いてあったとの事でした。

 

 本から直接の引用になりますが・・・、

人の幸せを祈っている時の心の状態が脳機能を変化させる。ひょっとすると、稲盛氏が

伝えようとしている事は、脳科学的な裏付けがある事では無いかと思うようになりまし

た。

 

 人の気持ちを推し量り、思いやりのある行動をすると視野が広くなり、脳の回路が活

性化するという論文などが次々と見つかって来たのです。

 特に驚いたのは、「集合知性」についてです。人々が心を一つにして同じ目的に向

かっていく時、集団としての知性が高まり、人類の叡智が発揮されるのです。この集団

知性によって、平凡な知性の人たちのグループが、天才知能を持つ人よりもはるかに高

いバフォーマンスを上げられる事も近年の科学的研究から明らかになってきました。

 

 つまり、ベクトルを合わせる事は組織の活性化となり、ひいては経営の活性化に繋がるという事ではないでしょうか。

『京セラフィロソフィ』は、正に集合知性が発揮された状態を表しており、稲盛哲学

が、なぜ人々の心をそんなにも動かすのか、岩崎一郎さんも腑に落ちて納得することが

出来たと言っています。

 

 

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 愚考いたしますに・・・

利他の心で物事を判断する事、ましては経営判断を行う事は中々に難しい事だとは思い

ますが、実践してこられた大経営者が実存しているわけですから、私も少しは見習わな

くては、と思った次第です。

でも、しかし、これが難しい!!

日々の葛藤は続きそうです。

 

 

 

ホクショー商事㈱

村 田 麿 基

 

平成30年年始のご挨拶

明けまして、おめでとうございます。

新年を健勝に迎えられたことに、感謝申し上げたいと思います。

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 昨年は、初春から景気が上がると言われ続けていた中、当社でも6月頃から成果が出始め、年内いっぱい忙しい日々が続きました。今年も一年を通じて、この好況が続くものと期待している所です。

 

この様な追い風の吹く景況の中、昨年7月の今期スタート時から取り組んでいる3ッのテーマ ①新規開拓 ②新商品開発 ③社内業務の効率化と成長 を引き続き推し進めていく所存です。

 

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お陰様で7月の今期スタートより、②新商品開発につきましては、リニアガイドのCPC

 

(台湾製)、センサーシステムのマコメ研究所の成果が出て来ています。

その新商品開拓の成果を①新規開拓に繋げ、数社の新規取引先も出来ました。今年は、さらに力強く進めて参ります。

また、③社内業務の効率化と成長につきましては、中々難しいテーマながら…エコステージの新規格での初定期評価を受ける事を通じて、社内での業務の効率化をミドルアップ・ミドルダウンの手法にて実施することにより、社員の特に中間管理職(候補生も含む)の年代の成長に繋げたいと思っています。

 

さらに、現在ご好評を頂いているインターネット販売

『ホクショー商事 ヤフー機械要素店』も引き続き拡充していく所存です。

現在61品群5,300強のアイテム数にてご好評頂いておりますが、

お客様の欲しい商材を、欲しい分だけ、安い価格で、手間を掛けずに入手できるよう、今年も安心感を込めて、商材の拡充に努めてまいります。

 

改めまして、今年もホクショー商事㈱並びに『ホクショー商事 ヤフー機械要素店』をご利用・ご愛顧賜ります様お願い申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。

 

ホクショー商事(株)

代表取締役社長 村田麿基

平成29年年末のご挨拶

いよいよ12月も数えるくらいの日数になってまいりました。

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今年も、色々とお世話になり、ありがとうございました。

特に、インターネット販売を通じて知り合ったユーザーのお客様や、関係者の皆様には深く感謝申し上げます。

 

お蔭様で、『ホクショー商事 ヤフー機械要素店』は、12月現在、61品群5,300アイテムを超える商品をご紹介できるまでに成長いたしました。一昨年3月にオープン以来、皆様に可愛がって頂けたお陰だと感謝申し上げます。

 

オープン3年目の今年は、複数回ご利用頂けるユーザー様も多くなり、法人のお客様も増えて参りました。また、ベアリング2000ヶのご注文など、大量注文の対応も多々実行させて頂き、お客様のお役に立てた充実感も感じさせて頂きました。

 

 また、2年目でストア評価4.8の星を頂戴することが出来、3年目の今年も何とか維持できたことを嬉しく感じております。

出来すぎのご評価だと自覚しておりますが、この評価を維持するべく、お客様にご満足いただけるストア作りと、利便性と価格の追及、そしてさらなる商品群の拡充に努めてまいります。

 

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来年も、どうぞよろしくお願いいたします。

そして、インターネット販売サイト『ホクショー商事 機械要素店』のさらなる成長にご期待下さい。

 

 

ホクショー商事(株)

村田麿基

「被災した熊本城を見学して感じた事」

 

    先日といっても2ヶ月近く前の事ですが、地元の組合の青年部で熊本視察の企画があ

り参加してきました。

一日目は、参加者の内の一人の取引メーカーであるブリジストンさんの工場見学をさせ

て頂き、二日目には全員で熊本城を見学しました。

 

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 今日はその熊本城について書きたいと思っています。

その熊本城、昨年4月に被災し、城壁や櫓、天守閣などの一部が大きく損壊していまし

た。地元のボランティアガイドさんに案内して頂いたのですが、崩れた城壁の石垣の石

は、すべて番号をつけて元通りに組み直すとのことです。

また、天守閣にはシートが被せられ、巨大なクレーンが建ち、修復作業が急ピッチで進

められていましたが、それでも完全に修復するには20年ほどの年月がかかるそうです。

完全に取り壊して作り直すほうが早いという意見もあるそうです。  

 

 私は、そのお話を聞いたときに、長い時間や費用がかかることは大変ですが、それも

良いように解釈すべきだと思いました。

その間、熊本の人のみならず、全国から熊本を訪れる人は、熊本城を見るたびに、震災

を思い出すと思います。そして、そのことは、自然の恐怖や天災の猛威を忘れないこと

になると思います。

 

人は、とかく、つらい事もそうでない事も忘れがちです。それを忘れないためには、震

災で被災した熊本城を、簡単な方法でなく、長い時間や費用をかけて修復することも大

きな意味があると思った次第です。  

 

 見学をほぼ終えて、入り口近くの城彩苑という地元名産品などを売っているお店が並

ぶところで少し休憩していると、知らない男性から「どこから来たのですか」と声をか

けられました。私は「金沢からです」と返答したのですが、男性は嬉しそうな顔をして

「差し上げるものはこれしかないのですが」と言って、カバンの中に入っていた、くま

モンのキャラが書かれた地元銀行のティッシュペーパーをひとつずつ私たちにくれまし

た。  

 

 その男性は、銀行の人でも、震災復興に直接携わっている人でもないとの事でした

が、「時々くるのです」とおっしゃっていました。

地元の方でしたが、熊本や熊本城に特別の思いがお有りなのでしょう。

被災した熊本城を遠くから見に来た私たちに何らかのおもてなしをしなければと思われ

たのかもしれませんが、私には、そのティッシュペーパーにその男性の思いが詰まって

いるようでとても貴重なもののように思えました。

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 地震や台風の被害を受ける日本では、私たちもいつ被災者になるか分かりません。

被災地に寄り添う気持ちを持ち続けると共に、いつ来るかもしれない災害に備えをする

ことがとても大切だとつくづく思った熊本視察でした。

 

今回は、取り留めのない話題になってしまいましたが、少し感じたことを書いてみまし

た。                              

 

 

ホクショー商事㈱

村 田 麿 基

 

『アメリカに学ぶビジネスモデル』

 

 

 

 先日、ちょっと業界は違いますが、我々の仕事にも十分に参考になるお話をお聞きし

ましたので、ここにご紹介したいと思います。

 

 アメリカの老舗百貨店、ノードストロームってご存知でしょうか?

ノードストロームは、アメリカにおいても百貨店(デパート)が業績不振に苦しむ中、過

去3期連続して業績を伸ばしているそうです。

 

同社の経営には3つのポイントがあります。  

 

 第1に固定客をつかんでいること。

ノードストロームが得意とする商品分野は靴です。

そしてノードストロームの社員全員が、お客様の足のサイズを測る特製の測定器を使う

ことができる様教育されています。

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普通の百貨店では靴は足の裏の長さだけでサイズが決められます。

ところがノードストロームの場合は、長さだけでなく幅、高さなども考慮して、その人

の足に最もフィットした靴が提供されます。

ですから、お客様は、一度ノードストロームで靴を買うと、他の店では靴を買おうとし

なくなります。

さらに靴は消耗品です。半年~1年もすればお客は新たな靴を買い求めに再来店されま

す。 その結果、お客様が固定客となりやすいのです。  

 

 第2にデジタル化の波に乗っていること。

百貨店の売上でお気に入りの商品を見つけ、ネット販売の商品と価格を比較し、購入は

ネット販売で行うという購買行動のことを「ショールーミング」といいます。 逆に、

ネット販売でだいたいの商品の目安をつけた上で、実際には店舗に出向き手に取って商

品選定を行う購買行動のことを「ウェブルーミング」と言うそうです。

 

ノードストロームでは、この「ショールーミング」にも「ウェブルーミング」にも対応

した販売戦略を持っています。これを「オムニチャネル」といいます。

 

例えばノードストロームのカバン売り場に行ったとします。そうすると、そのお客が持

スマートフォンに「他にもこんな商品があります!」と、自社のオンラインストア

誘導するSNSメッセージが届きます。

そのお客がオンラインストアにアクセスすると、そこはノードストロームが運営する

ネット販売・・・「ショールーミング」に対応した戦略です。

 

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逆に自社のオンラインサイトに訪れるお客に対しては、リアル店舗で開催されるイベン

ト情報の提供や、クーポン券を提供するなどして来店を促します。

「ウェブルーミング」に対応した戦略です。

 

 第3に従業員のロイヤリティが高いこと。

同社では社員のモチベーションを高めるために様々な工夫をしています。

例えばサービス面で功績のあった社員を称える掲示板を、全てのお客が目にできる場所

に設置しているそうです。

また本部のスタッフ社員よりも、売り場のサービス・販売社員を評価する、現場重視の

社風を大切にしているそうです。 かつ同社は米国では珍しいオーナー企業であり、従業

員は家族であるという大家族主義の会社でもあります。

 

 さて、振り返って当社について考えてみると、第1の固定客については、ある程度い

らっしゃるものの、先方の窓口や当社担当者の変更などで、強くなったり弱くなったり

と言った状態です。

第2のデジタル化については、ネット販売を始めて3年目になりますが、「オムニチャ

ネル」など、まだまだの状態です。

第3の従業員のロイヤリティについては、オーナー企業でもありますし家族主義も取っ

ています。でも、ちょっとだけ出来ているかなぁ~と感じる程度です。

 

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 こう考えると、当社がやろうとしている方向性には問題は無いものの、一つ一つの徹

底度が大きく違うと感じざるを得ない結果になってしまいました。

 

方向性が間違っていないと確認出来ただけでも一安心の心持ちですが、一つ一つの徹底

を進めて行きたいと思っています。

まずは、何処から手を入れて行こうか・・・こんな事を考えると、また、事業に意欲的

になってくる今日この頃です。

 

 

ホクショー商事㈱

村 田 麿 基